コンクリート打ち放しの2階建てのハコ|二世帯住宅として利用できる家

物件基本データ

竣工2020年
所在地愛知県名古屋市中村区
家族構成夫婦+子供2人
施主年代40代
階層2階
構造木造(SWスーパウォール工法)・RC造/耐震等級3
延床面積163.55m² (49.47坪)

木造とコンクリート打ち放しが共存する二世帯住宅として利用できる家

奥には木造の2階建て住宅があり、手前にはコンクリート打ち放しの2階建ての建物が立つ、都心の住宅です。1階にはインナーガレージがあり、2階にはテラスがあります。この建物は住宅地にありながら、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)を2階に配置することで、外部に開放的な空間を実現しました。

外観全景

正面に建つコンクリート打ち放しのテラスからは広々とした眺望が楽しめます。 建物の構造は鉄筋コンクリート壁式ですが、風通しを良くするためにスリットを配置したり、一部を開放したりしています。これにより、コンクリート壁に囲まれた印象の中でも、風や視線が良好に抜ける工夫をしています。

テラス全景

こだわったポイント

玄関を2つ設けることで、子供たちが巣立った後でも二世帯住宅として利用できる工夫がなされています。また、将来のニーズに備え、床下には配管が施工されています。木造住宅部分はコの字型に設計されており、中庭が作られています。

リビングから坪庭を望む

この中庭に面した各部屋には異なる高さの窓があり、緑の景色を楽しむことができるため、視線が抜けて空間に広がりを持たせる工夫が施されています。さらに、壁面に製作家具を配置することでインテリアデザインと収納 両方を満たしています。

施主様の声、感想(家づくりを振り返って)

スーパーウォール工法の第一種換気システムを採用したので、結露はなく とても過ごしやすい環境で、家事動線もコンパクトにまとまり、とても効率が良いです。落ち着いた配色で親世代より受け継いだ絵画やインテリア小物が溶け込むよう配慮するなど、デザイン面・機能面両方を兼ね備えた理想の家ができました。

リビングダイニング

アオイノハコから

法的な条件が厳しい事と、コロナ禍で建築コストは上がりましたが、木造住宅で建てることで鉄骨造で建てるより安価なご提案ができました。隣地の築年数の古い古民家に合わせて、重厚感がありながらも 街並みに溶け込むデザインに仕上がったと思います。

テラスから窓の奥のリビングを望む