今、お家を建てるなら「長期優良住宅」にご注目ください！長期優良住宅は、国土交通省主催の認定制度です。省エネや耐震性などの観点から「優れた住宅」であることの証明であり、認定されると住宅ローンの優遇や減税制度だけではなく、各種補助金などの対象になります。
とはいえ、取得時にどんな条件を満たす必要があるのか、どれぐらい優遇されるのかなど、よく分からないことも多いと思います。そこで 今回は、多くの皆さんが注目している長期優良住宅について、詳しくわかりやすく解説してみます。
アオイノハコでは、お客様の理想の住まいを実現するため、自由な設計・デザインから造作家具まで幅広く対応し、愛着のわく空間づくりをお手伝いします。また、資金面のご相談も承っており、最適な住宅ローンのサポートや補助金申請の対応も可能です。
長期優良住宅とは？
長期優良住宅とは、耐久性や省エネ性能などで一定の基準を満たした住宅を「長期優良住宅」として認定する制度です。新築住宅を建てる際の建築及び維持保全の計画を作成し、所管行政庁に申請することで認定を受けることができます。具体的には、以下のような条件を満たす住宅になります。
- 長期に使用するための構造及び設備を有している
- 居住環境などに十分な配慮がなされている
- 一定面積以上の住戸面積を有している
- 住宅の維持や保全の期間・方法を定めている
- 地震などの自然災害への配慮を行っている
長期優良住宅では、上記すべての基準をクリアしている必要があります。そのため、たとえば、単に耐久性が高い素材を使っている、断熱性が高い仕様になっているといっただけでは、長期優良住宅とは認められません。
それぞれの基準値等は非常に細かくなるため割愛いたしますが、ご興味がある方は国土交通省が発表していますので、以下よりご参照ください。
長期優良住宅制度概要
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html
長期優良住宅の主なメリット
長期優良住宅の主なメリットには、以下のようなものがあります。
- 快適かつ安全に暮らせる
- 資産価値が高く売却や賃貸に出しやすい
- 税制の優遇を受けられる
- 各種補助金制度の対象になる
- 地震保険料が割安になる
これだけ多くのメリットがあるのですから、積極的に検討しない手はありません。アオイノハコでも多くの施主様が長期優良住宅をお選びになられます。
長期優良住宅の主なデメリット
長期優良住宅には多くのメリットがありますが、一方で以下のようなデメリットもあります。
- 通常の住宅より建築コストが高くなる傾向がある
- 申請・手続きが多少煩雑である
- 建築・設計の自由度が下がる場合がある
- メンテナンス義務が発生する
ただし、これらのデメリットは住宅メーカーと相談しバランスを取ることでクリアできるものがほとんどです。私たちアオイノハコはこれらのデメリットを充分に考慮したうえで、施主様にとって最適なご提案をさせていただいております。
長期優良住宅の取得条件
長期優良住宅と認められるには、以下の条件をすべて満たしていることが条件です。 いずれも、長期にわたって快適かつ安全に暮らすために、必要不可欠といえるようそとなっています。
| 項目 | 内容 |
| 住戸面積 | 良好な居住水準を確保するために必要な規模を有すること |
| 耐震性 | 極めて稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ること |
| 省エネルギー性 | 必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されている |
| 居住環境 | 良好な景観の形成やそのほかの地域における居住環境の維持および向上に配慮されたものである |
| 維持管理・更新の容易性 | 設備配管において、維持管理を容易に行うために必要な措置が講じられている |
| 維持保全計画 | 建築時から将来を見据え、定期的な点検・補修などの計画が策定されている |
| 可変性（共同住宅・長屋のみ） | 状況に合わせて間取りなどを柔軟に変更できる |
| 劣化対策 | 数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できる |
長期優良住宅の税制優遇について
長期優良住宅を取得する場合の税制優遇について、詳しく見ていきます。
不動産取得税の優遇
長期優良住宅は、不動産取得税の優遇を受けられます。不動産取得税とは、住宅や土地の購入時にかかる税金のことです。
2026年3月31日まで、一般的な住宅は課税標準額から1,200万円までの控除ですが、長期優良住宅は1,300万円まで控除されます。
さらに、2027年3月31日までに宅地を取得した場合は、土地の課税標準額が2分の1に軽減されるのも大きなメリットです。
登録免許税の優遇
長期優良住宅は、登録免許税も優遇されます。登録免許税とは、住宅や土地の購入時・新築時に、所有権を登記する際にかかる税金です。
一般的な戸建住宅の税率は保存登記税が0.15％・移転登記税が0.3％であるのに比べ、長期優良住宅では保存登記税が0.1％・移転登記税が0.2％になります。
ただし、長期優良住宅の取得時に登録免許税の優遇を受けられるのは、2027年3月31日までです。
固定資産税
固定資産税とは、住宅・土地の所有者が支払う税金です。固定資産税は、新築時に税額が2分の1に減額される減税措置が受けられます。
この場合、一般的な戸建住宅は3年間の減税措置になる一方、長期優良住宅の場合は5年間に延長されるため、大きな節税になります。
住宅ローンの優遇
長期優良住宅は、住宅ローンの借入時にも優遇されるのも大きなメリットです。たとえば、住宅金融支援機構と民間金融機関によるフラット35より、さらにお得なフラット35sが適用されます。
また、フラット35維持保全型も併用できるため、返済当初の5年間で0.75％もの金利引き下げの恩恵を受けられるのです。当初5年間ではありますが、0.75％の金利引き下げの恩恵を受けることで、返済額を大幅に減らせます。
長期優良住宅が対象になる補助金制度
長期優良住宅を取得する際、各種補助金制度を利用できます。具体的にどんな補助金制度を利用できるか、詳しくご紹介します。
アオイノハコでは、補助金取得の手間を軽減し、施主様がスムーズに補助金を取得できるよう、申請のサポートを行っております。まずはお気軽にご相談ください。
子育てグリーン住宅支援事業
長期優良住宅は、子育てグリーン住宅支援事業の補助金の申請対象になります。補助金の金額は、なお、子育てグリーン住宅支援事業は、子育て世帯以外も申請できるので諦めずにチェックしてみてください。
- 事業目的：新築住宅について、エネルギー価格などの物価高騰の影響を特に受けやすい子育て世帯などに対して、ZEH基準の水準を大きく上回る省エネ住宅の導入や、既存住宅における省エネ改修などへの支援を行う
- 管轄省庁：環境省
- 支援内容：以下を参考（ただし住宅の床面積が50㎡以上240㎡以下であること）
| 支援内容 | 補助金額 | 古家の除却が伴う場合の加算額 |
| GX志向型住宅 | 160万円 | なし |
| 長期優良住宅 | 80万円 | 20万円 |
| ZEH水準住宅 | 40万円 | 20万円 |
戸建て住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス（ZEH）化等支援事業
戸建て住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス（ZEH）化等支援事業も、長期優良住宅に使える補助金制度の一つです。戸建て住宅ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス（ZEH）化等支援事業については、以下を参考にしてください。
- 事業目的：戸建住宅の高断熱化による省エネ・省CO2化の支援など
- 管轄省庁：環境省（新築に対する補助は、国土交通省と環境省の合同事業）
- 支援内容：以下を参考
| 支援内容 | 補助金額 |
| 戸建住宅（注文・建売）において、ZEHの交付要件を満たす住宅の新築 | 55万円 |
| ZEH以上の省エネ率、設備の効率的運用などにより再エネの自家消費率拡大を目指した戸建住宅（ZEH＋）の新築 | 100万円 |
| 上記に系統連系対応型蓄電池を設置、低炭素化に資する素材（CLT等）を一定量以上使用もしくは先進的再エネ熱利用技術を活用する場合に別途補助 | 蓄電池2万円/kWh（上限額20万円/台） |
| 既存戸建住宅の断熱リフォームに対し・蓄電池、電気ヒートポンプ式給湯機に別途補助 | 1/3補助（上限120万円/戸） |
ただし、子育てグリーン住宅支援事業との同時申請はできません。どちらの補助金を申請すべきかは、住宅販売会社によく相談されることをおすすめします。もちろん私共にもお気軽にご相談ください。
そのほかの補助金制度
長期優良住宅を取得する際、そのほかにも、以下のような補助金制度を利用できます。
- 地方自治体が独自に行っている補助金制度
- 給湯省エネ2025事業
ただし、実際に申請条件を満たしているか、どれぐらいの補助金を受けられるかは、個々の補助金制度によって異なります。そのため、こちらも信頼できる住宅販売業者に相談してみることがおすすめです。
また最近では補助金を支給する側の市役所などで相談窓口を設けている場合もあります。これらの窓口に相談することでも、有益な情報を得られると思います。
まとめ
長期優良住宅は、高性能・高機能な住宅で、快適かつ安全に長期にわたって暮らせる住宅です。省エネルギー化や環境への配慮もなされており、税制や住宅ローンの優遇、各種補助金の対象になるなど、さまざまなメリットがあります。
長期優良住宅にご興味をお持ちの方は、評判のよい住宅会社によく相談してみることがおすすめです。私たちアオイノハコでも、長期優良住宅のご相談をお受けしています！
豊富な実績と施主様に寄り添う対応を徹底しておりますので、必ずご満足いただけると自負しております。まずは、お気軽にお問い合わせください。
