カテゴリ: 家づくりの土地に関する話し

注文住宅用の土地の探し方とは?注意点と購入までの流れを解説します

「注文住宅を建てたい」と思ったら、まずは土地探しから始める必要があります。住宅を建てるまでの手順は、建売住宅や中古住宅の場合とは異なります。とはいえ、初めて土地を探すとなると、何から手を付ければいいのか悩む方も多いと思います。

今回は、注文住宅を建てようと考えている方に向けて、土地探しの方法や注意点、購入までの流れをわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてくださいね。

注文住宅の土地探し 5つの方法

注文住宅を建てるための土地探しには、いくつかの方法があります。どの方法が自分に合っているか、ぜひ比較してみてください。

住宅建築会社に相談する

住宅用の借地

注文住宅を建てる住宅会社は、土地探しのサポートも行っていることが多いです。土地の情報だけでなく、建物のプランも一緒に相談できるので手間を省けます。土地の価格帯や条件に精通している地元の住宅建築会社に相談することで、住宅の完成までスムーズに進むでしょう。もちろん私たちアオイノハコにもお気軽にご相談ください。

不動産会社を利用する

不動産会社を利用することは一般的な方法です。地域や土地事情に詳しいプロが、希望条件に合った土地を提案してくれます。エリアに根ざした不動産会社に相談すると、ネット検索ではわからなかった詳細な情報を教えてもらえるかもしれません。

不動産ポータルサイト

戸建て住宅の土地選び

手軽に自分のペースで探したい方は、インターネットを使った土地探しがオススメ。「SUUMO」や「HOME’S」などの不動産ポータルサイトを使えば、自宅で簡単に土地の情報をチェックできます。遠隔地の情報が欲しい時にも、情報量の多い不動産ポータルサイトは便利です。

友人・知り合いに相談する

友人や知り合いからの情報も役立ちます。職場の同僚や友人に話してみると意外にも良い情報が舞い込むことも。検討しているエリアに長く住んでいる友人・知り合いがいれば、思い切って相談するといいかもしれません。

実際に訪れてみる

検討しているエリアを実際に散策してみましょう。駅周辺の活気、交通量や近隣住民などの状況は、土地の情報を見聞きするだけではわかりません。今後何十年も住むかもしれない土地ですので、ぜひ実際に訪れてみましょう。

土地探しから契約まで

土地探しから契約までのフローを解説します。以下のような流れで土地の契約まで進みます。しっかり把握しておくことで、あせらずに対応することができます。

希望条件を整理する

まずは、自分がどんな土地に家を建てたいのかをはっきりさせることが大切です。エリアや広さ、予算、日当たり、周辺環境など、家族にとって重要な条件をリストアップしておくと、選びやすくなります。

現地見学をする

土地選びのための見学

土地の探し方でも解説しましたが、契約前にかならず現地見学を行いましょう。現地を自分の目で確認することで、より具体的なイメージが湧いてきます。

・学校

・病院

・スーパー

・駅、バス停

・道路(坂道、幅の狭さ)

・歩道(適切に整備、清掃されているか)

・近隣の雰囲気

以上のようなポイントは現地に訪れてみないとわかりません。将来の快適な生活のため、かならず確認しましょう。

ハザードマップやインフラ状況を確認

購入する土地の候補が決まればその土地の調査を行います。例えば、購入予定の土地は災害時はどうなるでしょうか。行政が作成したハザードマップを調べておくことで重篤な被災の回避や、資産となる注文住宅の保護に役立つでしょう。

あわせて上下水道、ガス、電気の整備状況など、インフラ面も確認しておきましょう。これらを行うことで、後々の住宅設計で必要な設備がわかったり、設計の自由度が制限されることも少なくなります。

契約

土地の契約には「手付金」が必要になることが多いです。手付金は土地の購入価格の5〜10%が目安といわれています。注文住宅を建てるために住宅ローンを利用するケースがほとんどですが、住宅ローンは建物の引き渡し後に契約するため、土地契約時には利用できません。そのため、ある程度まとまった資金が事前に必要になります。

住宅ローンがおりるまで「つなぎ融資」をうける

住宅ローンがおりるまでの期間も、住宅建築費の手付金など、さまざまな費用が必要になります。自己資金でまかなうことが難しい場合、「つなぎ融資」をうけることになります。住宅ローンがおりれば、つなぎ融資はすぐに完済できます。ただし金利やその他条件などを事前に金融機関に確認しておきましょう。

土地契約から注文住宅の完成まで

土地の契約が終わっても、住宅が完成するまでにはいくつかのステップがあります。ここでは、土地購入後から住宅完成までの大まかな流れを説明します。

土地の契約と住宅ローン申請

注文住宅のお金の相談

土地が決まったら、不動産会社や売主と契約を結びます。この際、手付金が必要になる場合が多いです。借入先となる金融機関の住宅ローンを複数検討しましょう。信用状況によっては審査に落ちる場合もあります。無理のない返済計画にかなう住宅ローンを根気強く探しましょう。

設計プランと見積もり

土地の契約後、注文住宅の設計に入ります。希望する間取りやデザインを住宅会社と相談しながら決めていきます。設計担当と密にコミュニケーションをとりながら、満足のいく設計プランにしましょう。提示される住宅建築の見積もりをしっかり確認し、契約に進みます。

住宅建築の契約と工事スタート

住宅建築の契約

住宅建築の契約後はいよいよ工事開始です。通常、建築には数か月かかるため、この間も進捗状況を確認しながら進めていきます。

完成・引き渡し

家が完成したら、最終的なチェックを行い、問題がなければ引き渡しとなります。ここで鍵を受け取り、新しい生活がスタートします。

注文住宅の土地探しの注意点

将来にわたる快適な生活のため、土地を選ぶ際には、次の点に注意しておきましょう。

予算オーバーに注意

注文住宅の予算策定

土地と建物の予算をしっかり確認しておかないと、予算オーバーになるかもしれません。土地にお金をかけすぎると、建物にかける予算が少なくなるのでバランスが大切です。建物や住宅設備、家具も快適に暮らすために必要です。それらに予算をさけるように予算配分を意識しましょう。

土地のデメリットを建築でカバーできる

希望を100%かなえる土地に出会うことは、とても困難です。土地のデメリットは、住宅建築でカバーできることを知っておきましょう。例えば日当たりが充分でない土地だったとしても、外光を上手に取り入れた住宅設計は可能です。土地探しや住宅設計は家族の人生設計にも繋がります。土地探しに時間を消費しすぎないようにしましょう。

住宅建築会社は早めに決めておく

土地探しと並行して住宅建築会社も早めに探しておきましょう。土地が決まってから住宅建築会社を探し始めると、完成までのタイムロスになります。早めに住宅建築会社を決めておけば、土地探しのアドバイスをもらえるかもしれません。

知っていると便利な専門用語3選

土地探しの際、役立つ専門用語をご紹介します。

建ぺい率

建物を建てられる土地面積の割合。土地によって建ぺい率が定められています。

容積率

土地面積に対し、建物の延べ床面積の割合。こちらも土地によって制限があります。

用途地域

その土地が何に使えるかを定めたエリア区分。商業施設も建てられる土地に住宅を建てた場合、将来的に騒音などに悩まされるかもしれません。

まとめ

マイホームの土地探し

注文住宅の土地探しは、じっくりと時間をかけて行うことが大切です。エリアや予算、条件をしっかり確認し、実際に現地見学をして納得のいく土地を見つけましょう。早い段階で相談できる相手を見つけておくことで、土地探しが成功しやすく、その後の家づくりもスムーズに進むでしょう。私たちアオイノハコにぜひお気軽にお問い合わせください。