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2025.2.24
カテゴリ: 高性能住宅のススメ
高気密高断熱住宅とは?仕組みとメリット・デメリットを徹底解説します!

近年、省エネルギー性能の高い住宅が求められる中で、「高気密高断熱住宅」という言葉をよく耳にするようになりました。これは、外気の影響を受けにくく、冷暖房効率が良い快適な住まいを実現するための住宅性能です。
しかし、実際にどのような仕組みなのか、メリット・デメリットを知らないという方も多いのではないでしょうか。高気密高断熱住宅の仕組みや特徴、注意点について詳しく解説します。住宅を建てる予定がある方や、高気密高断熱住宅に興味のある方はぜひ、最後まで読んでみてください。
アオイノハコの家づくりは、LIXILが開発した高性能住宅用パネル「スーパウォール」を用いた高品質な工法を採用しています。高断熱サッシ、計画換気システムによって実現される、高気密・高断熱・高耐震構造の住宅です。
高気密高断熱とは?
高気密高断熱住宅とは、建物の気密性を高めて隙間をなくし、断熱性能を向上させた住宅のことを言います。外気の影響を受けにくく、室内温度を快適に保つことができることから、近年注目されている住宅構造です。
一般的な住宅と比較すると、高気密高断熱住宅は外気の影響を受けにくく、冷暖房効率が良くなることから、快適な温度を維持しやすいという特徴があります。また、省エネ性能が高く、光熱費の削減にもつながります。さらに、結露が発生しにくいため、住宅の耐久性が向上する点も魅力の一つです。
高気密高断熱の仕組み
画像出典:LIXILスーパーウォール工法
高気密高断熱住宅にするには、優れた断熱材を使用し、外壁や屋根、床下などに隙間ができないよう施工することが重要です。また、高性能なサッシや複層ガラスの窓を採用することで、熱の出入りを大幅に減少させます。さらに、高気密化を実現するためには、住宅の隙間を極力なくす施工技術が重要です。これにより、外気の侵入を防ぎ、室内の温度を一定に保つことが可能になります。
換気についても綿密に設計された換気システムを導入することで、冷暖房効率を損なうことなく、新鮮な空気を取り入れることができます。これらの技術が組み合わさることで、快適でエネルギー効率の高い住環境が実現するのです。
高気密高断熱住宅のメリット
高気密高断熱住宅にした場合のメリットは主に3つです。
1.快適な室温を維持できる
2.光熱費の削減につながる
3.結露を防ぎ住宅の耐久性が向上
それぞれについて、詳しく解説していきます。
1.快適な室温を維持できる
高気密高断熱住宅は、外気の影響を受けにくく、夏は涼しく冬は暖かい快適な室内環境を実現できます。また、冷暖房の使用を最小限に抑えることができるため、乾燥しづらく一年中快適に過ごせます。
特に冬場は、寒さが厳しい地域でも室内の温度差が少なく、ヒートショックのリスクを軽減できる点が大きな魅力です。さらに、寝室やリビングだけでなく、廊下や脱衣所などの温度も安定しやすく、家のどこにいても快適な環境を保つことができます。
2.光熱費の削減につながる
高気密高断熱住宅は、冷暖房の効率が良いため、光熱費を削減できるのが大きなメリットです。省エネ効果が高く、長期的に見ても経済的な負担が軽減されます。特に、電気代が高騰する現代で、ランニングコストを抑えられる点は大きな魅力です。
加えて、太陽光発電や蓄電池を組み合わせることで、さらなる光熱費削減が可能になります。エネルギー自給率を向上させることで、将来的な電気料金の上昇リスクにも備えられます。
また、家全体の温度が均一になることで、エアコンの無駄な稼働が減り、結果的に家電の寿命を延ばすことにもつながります。
3.結露を防ぎ住宅の耐久性が向上
結露が発生しにくいため、カビやダニの発生を抑え、住宅の耐久性を高めることができます。健康面でも安心できる住環境の実現が可能です。
また、冬場の結露によるカビの発生を抑え、アレルギーや喘息などの健康リスクを低減できるのもメリットです。結露が発生しにくくなると耐久性が向上するため、リフォームや補修の頻度を減らすことができ、トータルコストを抑えられるという利点もあります。
高気密高断熱住宅のデメリットと注意点
住宅を高気密高断熱にした場合、メリットだけでなくデメリットもあります。ここでは、高気密高断熱住宅のデメリットと注意点を3つご紹介します。
1.初期コストが高い
2.換気計画が必要不可欠
3.施工の質が性能に影響する
高気密高断熱住宅を検討している場合は、メリットだけでなくデメリットについてもしっかりと理解しておきましょう。
初期コストが高い
高性能な断熱材や窓の導入が必要となるため、建築コストが高くなりがちです。そのため、長期的なコスト削減を考慮して慎重に計画を立てることが重要です。
しかし、補助金制度を活用することで、初期費用の負担を軽減することも可能です。地域ごとに異なる補助金や優遇制度を活用することで、金銭的負担を大幅に抑えられることがあるため、補助制度についてはしっかりと調べておきましょう。
また、施工業者によって価格差が大きいこともあるため、適正価格で工事を依頼することが大切です。長期的なランニングコストの削減を考えれば、初期投資の回収も可能であるため、総合的な視点で判断することが求められます。
アオイノハコでは補助金の取得も全面サポートしています。補助金の申請は、情報収集や必要書類の準備、手続きの進行など、複雑で時間がかかる場合もあります。弊社では、こうした手間を軽減し、施主様がスムーズに補助金を取得できるよう、申請のサポートを行っておりますので、必要書類を揃えていただくだけで申請が可能です。
換気計画が必要不可欠
気密性が高いため、適切な換気を行わないと空気がこもりやすくなります。計画換気をしっかり行い、新鮮な空気を確保することが求められます。
高気密高断熱住宅では自然換気が難しいため、機械換気を適切に運用する必要があります。換気システムを適切に管理しないと、湿気や臭いがこもる原因になるため、定期的なメンテナンスが重要です。
さらに、適切な換気は二酸化炭素濃度を低く保ち、室内の空気質を改善する効果もあります。また、花粉やPM2.5などの外部からの汚染物質をカットできる高性能フィルターを備えた換気システムを導入することで、より健康的な室内環境を実現できます。
施工の質が性能に影響する
施工の精度によって住宅の本来の機能が発揮されるか左右されるため、信頼できる建築会社を選ぶことが重要です。
施工不良による隙間の発生や断熱材のムラが性能を低下させる原因となるため、業者選びは慎重に行いましょう。特に、気密測定を行っている施工会社を選ぶことで、確実に性能を確保できます。
施工中のチェックも重要です。工事の進捗状況を確認しながら、問題がないかを把握することで、トラブルを未然に防げます。また、住宅の性能は経年劣化の影響を受けるため、適切なアフターメンテナンスが提供される業者を選ぶことも大切です。
アオイノハコでは、施工途中に第三者機関へ依頼をし、不良施工がないか?徹底的にチェックし合格したら次の工程に進みます。家づくりは人の手で行う事ですので、自社検査に加えてこのような検査を行うことで、より高品質な家づくりを目指しております。機密検査も行い、結露保障を行っております。ご安心ください。
高気密高断熱住宅を建てる際のポイント
高気密高断熱住宅を建てる際には、まず建築会社の選び方が重要です。高気密高断熱住宅に詳しい会社かつ、実績を公表している業者を選ぶことで、安心して家づくりを進めることができます。
また、補助金や助成金の活用も検討しましょう。省エネ住宅補助制度を利用することで、初期費用を大幅に抑えることができます。
目先の料金だけでなく、長期的なコストを考えた上で、高気密高断熱住宅を立てるか決めるようにしましょう。光熱費の削減効果を試算し、トータルコストを把握することで、ライフスタイルに合った家づくりが可能になります。
まとめ
高気密高断熱住宅は、省エネ性と快適性を兼ね備えた注目の住宅スタイルです。光熱費削減、結露防止、健康面でのメリットがあり、長期的に見ても多くの利点があります。しかし、初期コストや施工の質に注意し、適切な業者選びが重要となります。
計画換気やメンテナンスの知識を持つことも大切です。これからの住宅選びでは、さらに高性能な住宅が求められるでしょう。ぜひ、ライフスタイルに合わせた住宅選びを検討してみてください。
アオイノハコのモデルハウスでは高気密高断熱、全館空調の仕様となっていますので、実際の性能を感じていただくことができます。見学とご案内は無料です。どなた様もぜひお気軽にお越しください。皆様のご来訪、心よりお待ちしています。