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コンクリート打ちっぱなし住宅のメリット・デメリットを徹底解説!失敗しないためのポイントとは?

コンクリート打ちっぱなし住宅は、おしゃれで機能的なため近年特に人気があるデザインとなっています。実際に、コンクリート打ちっぱなし住宅を検討中の方も多いことでしょう。

しかし、コンクリート打ちっぱなし住宅にはメリット・デメリットが両方あるため、建ててから後悔しないために、これらをきちんと理解しておく必要があります。そこで今回は、コンクリート打ちっぱなし住宅のメリット・デメリットや失敗しないためのポイントについて詳しく解説します。

アオイノハコのモデルハウスは、コンクリート打ち放しの2階建ての二世帯住宅となっております。ご興味がある方はぜひお気軽にモデルハウスハウス見学をお申し込みいただけますと幸いです。

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コンクリート打ちっぱなし住宅とは?

コンクリート打ちっぱなし住宅

コンクリート打ちっぱなし住宅とは、コンクリートの素材感を活かした住宅です。鉄筋コンクリート造(RC造)もしくは鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の、人気の仕上げ方の一つです。

一般的な住宅は、内装はクロス仕上げ、外装は塗装仕上げなど、何らかの方法で仕上げます。しかし、コンクリート打ちっぱなし住宅では、コンクリートをそのまま見せる状態で完成です。

コンクリート打ちっぱなし住宅のメリットは?

コンクリート打ちっぱなし住宅のベランダ

ここでは、コンクリート打ちっぱなし住宅の主なメリットについて詳しくご紹介します。

デザイン性が高い

コンクリート打ちっぱなし住宅のメリットの一つが、デザイン性が高いことです。コンクリートならではの無機質な質感は、建物をおしゃれに仕上げてくれます。

また、コンクリートそのものの素材感や色を活かした仕上がりは、都会的でハイセンスな印象を与えるのが特徴です。実際に、デザイン性の高さを買われ、デザイナーズマンションや高価格帯の戸建住宅に多く採用されています。

耐震性や防火性に優れている

コンクリート打ちっぱなし住宅の大きな特徴として、耐震性や防火性に優れている点が挙げられます。地震大国の日本では、耐震性が高いことは大きなメリットです。また、防火性にも優れていることから、火災発生時の延焼を防ぎ、被害を最小限にとどめることができます。

つまり、コンクリート打ちっぱなし住宅は、地震や火災のリスクが少ない、安全性の高い住宅といえるのです。さらに、火災のリスクが少ないことで、火災保険が安く済むのもメリットといえます。

防音性が高い

防音性が高いことも、コンクリート打ちっぱなし住宅のメリットといえます。コンクリートは密度が高く、木材よりも音を伝えにくい性質があるからです。

たとえば、小さな子どもがいる、家族の人数が多い、ペットを飼っているなどの理由で生活音が気になる場合などにおすすめです。

スッキリとした開放感のある空間を演出できる

コンクリート打ちっぱなし住宅は、スッキリとした開放感のある空間を演出できるのもメリットです。一般的な住宅より壁の強度が高いため、柱を設置する必要がありません。

そのため、スッキリとした開放感のある空間になり、同じ間取りであっても、より広く感じるのです。また、部屋の凹凸が少ないため、家具やインテリアの配置もしやすくなります。

コンクリート打ちっぱなし住宅のデメリットは?

コンクリート打ちっぱなし住宅のバルコニー

メリットが多くあるコンクリート打ちっぱなし住宅ですが、いくつかのデメリットもあります。ただしこれらのデメリットは、必ずしも受け入れなければならないわけではありません。

換気性能を高めたり、高気密設計にするなどすることで解消できます。これらのデメリットを理解した上で、適切な提案と施工をしてくれる施工業者を見つけることが重要です。

もちろん、私たちアオイノハコでもコンクリート打ちっぱなしのデメリットをどのように解消するか、施主様と入念に相談させていただいた上で施工させていただいております。

夏は暑くて冬は寒い

コンクリート打ちっぱなし住宅のデメリットとして、外気温の影響を受けやすいことが挙げられます。そのため、夏は暑くて冬は寒い状態になりやすいのです。また、外気温の影響を受けやすいことで、冷暖房効率が悪くなります。

全館空調にする、スーパーウォール工法などの高気密設計にするなどの工夫をしないと、一般的な住宅よりも光熱費が高騰しやすいので注意してください。

意外と汚れが目立ちやすい

コンクリート打ちっぱなし住宅は、意外と汚れが目立ちやすいことがデメリットといえます。コンクリートは、水分を含みやすい性質があるからです。塗装をしたコンクリートなら、塗膜がコンクリートを覆っているため、水分や汚れをはじいてくれます。

しかし、打ちっぱなしの状態では、コンクリートがむき出しになっていることから、汚れが付着すると水分と共に吸収されやすいのです。コンクリート打ちっぱなし住宅をキレイに維持するためには、こまめな掃除やメンテナンスを心がける必要があります。

結露しやすい

結露しやすいのも、コンクリート打ちっぱなし住宅のデメリットです。コンクリート打ちっぱなし住宅は、気密性が高いことから、換気がうまくできず、湿気がこもってしまうことがあります。

特に、冬は結露が発生しやすく、放っておくと嫌な臭いやカビが発生する原因になるため、注意が必要です。ただしこれも、スーパーウォール工法の第一種換気システムを採用することでほとんどクリアすることができます。

温かみに乏しい

コンクリート打ちっぱなし住宅は、おしゃれでデザイン性が高い一方で、温かみに乏しいと感じることがあります。コンクリートは無機質であり、木材のような温かみはありません。そのため、人によっては、「さみしい」「冷たい」といった印象を抱くことがあります。

たとえば、ぬくもりを感じる空間で家族水入らずの時間を過ごしたい、といった場合は、コンクリート打ちっぱなし住宅ではなく、木材を多用した住宅が向いていることもあるでしょう。

そこでおすすめのポイントがコンクリート打ちっぱなしと木材を組み合わせた木造住宅にすることです。アオイノハコのモデルハウスでもこの様式を採用しています。重厚感がありながらも落ち着きのあるデザインに仕上がったと思います。

コンクリート打ちっぱなし住宅で快適に過ごすポイントは?

コンクリート打ちっぱなし住宅の内装

ここでは、コンクリート打ちっぱなし住宅で快適に過ごすのにこれだけは外せない!というポイントを詳しくご紹介します。

換気・除湿対策を徹底する

コンクリート打ちっぱなし住宅のデメリットである湿気のこもりやすさを解消するためには、換気や除湿対策を徹底することが大切です。そこでおすすめの工法がLIXILが提供している「スーパーウォール工法」と「計画換気システム」を採用することです。

スーパーウォール工法は、高性能なスーパーウォールパネル、高断熱サッシ、計画換気システムによって実現される、高気密・高断熱・高耐震構造の住宅です。これにより、結露はほとんどなく、住まいの隅々にゆるやかな空気が流れ、新鮮で気持ちのいい空気の中で過ごすことができます。

断熱対策を行う

一般的にコンクリート打ちっぱなし住宅は断熱に弱いとされています。しかし、断熱対策を行うことで、外気温の影響を受けにくくなり、室内で過ごしやすくなります。こちらも「スーパーウォール工法」で解決できます。

高気密・高断熱のスーパーウォールを部材に用いることで、建物全体が魔法瓶のような温熱効果を得ることができます。暖房を止めても室温が下がりにくく、1年中快適かつ冷暖房コストの節約にも繋がります。

さらに、高い断熱効果を期待する場合は、外壁の断熱工事を行うことを検討してみてください。たとえば、外壁を断熱材で覆ったり断熱効果のある塗料で塗装すると、屋内が外気温の影響をうけにくくなり、夏や冬でも快適に過ごしやすくなります。

信頼できる施工会社に依頼する

コンクリート打ちっぱなし住宅での失敗を防ぐには、評判のよい住宅会社に施工を依頼することも大切です。たとえば、以下のようなポイントを満たす住宅会社を探してみてください。

  • コンクリート打ちっぱなし住宅の施工で豊富な実績がある
  • スタッフの専門知識が豊富で、的確な提案をしている
  • 丁寧な施工と高品質な仕上がりで定評がある
  • 丁寧な見積もりや現場視察を無料で行っている
  • 適正価格で分かりやすい料金システムが確立している
  • 依頼者側に都合のよい工期を最優先してくれる
  • アフターフォローや保証が手厚い

私たちアオイノハコでも、コンクリート打ちっぱなし住宅の施工実績が豊富にございます。まずは、お気軽にお問い合わせください。

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まとめ

リビングダイニング

人気の高いコンクリート打ちっぱなし住宅ですが、建ててから後悔しないためには、メリット・デメリットの両方をよく理解しておくことが大切です。また、評判のよい住宅会社とよく相談して進めることで、失敗を防いで満足度の高い仕上がりを手に入れることができます。

私たちアオイノハコでも、コンクリート打ちっぱなし住宅のご依頼を多数お受けした実績がございます。ご不明な点などがございましたら、まずは、お気軽に何なりとご相談ください。

初めて注文住宅を建てる際に知っておきたい基本情報